FIM 2005 World Endurance Championship Series,Round.3
“Coca-Cola”Suzuka 8hours Endurance Road Race
DATE:2005-07-31 WEATHER : Cloudy/Rain  COURSE : Dry/Wet
     
昨年全日本参戦していた森井くんが 「いつか8耐参戦したい!!」 と夢を膨らませていました。

赤3としても 「いつかは参戦したい」とは考えていましたが、
その日がこんなに早く来るとは思いませんでし た。

メカニック/清水さんの願いも強く、運良くCBR1000RRが手に入り、
「これで何とかや れるかもしれないっ!」と、小さな期待に夢膨らませたのです。
でも8耐に出るからには結果を出したい!
結果出すには1千万は必用だよと言われていたので無理!絶対無理!
4耐優勝しただけのチームに誰がスポンサーになんかなってくれるの?
もう一人のライダーには誰が? ・・・・・

しかし丁度その頃、
地元に帰って来ていて「赤3で走りたい」って言って来てくれたライダーが居たのです。
松井くんです。
松井くん なら森井の相棒にピッタリだ!と閃いて、
「お金こそかけられないけど安いバイクで8耐出るか?」って 聞くと、
「いいっすね〜」っと目をギラギラさせて「やりたいっす!!」って一言。
後は知らんぞ〜って先走ってしまいました・・・。

メカニックも頭をひねり、様々な方々のご協力も有り、
ほとんどノーマルに近いとは言え、「私達のマシン」が出来上がりました。
ホイールもノーマル。
サスもノーマル。
フロントフォークもノーマル。
そんな中、良くがんばってくれました。
走るたびにタイムを上げていく二人・・・。
負けへンで!って二人仲良くホーンといいコン ビです。
うれしくなるぐらい仲がいいのです・・・。
この二人に本当いいバイクを作って上げなきゃ申し訳ないな〜と思いました。
いつものチームスタッフもなかなか集まれなくって・・・
結局当日の朝ピット練習しただけでしたが30秒を切るチームワークの良さ・・・
本当に頭が下がります。

みんなありがとうございました。
予選31位決勝24位。
当初の予想20位以内には届かなかったけれど、心に残るレースでした。
   
2005 鈴鹿・近畿選手権シリーズ第6戦  鈴鹿4時間耐久ロードレース(ST600)
DATE:2005-07-30 WEATHER : Fine  COURSE : Dry  国際レーシングコース
     
今年の4耐ペアも最高のコンビでした。

山崎は昨年の越澤とのペアで見事優勝しています。
しかし、今年の相棒はスズカ300キロの時までまだ決まっていなかったのです。
なので赤3は今年4耐は参戦しないだろうと思われていました。
ところが森井くんの弟分で若干20歳の「斉木一輝」という候補が現れました。
なかなかしっかりしたライダーで、注目していました。
今年に入ってあまり転ばなくなったな〜って思っていたら、やっぱり彼はきちんとタイムを出してきました。
このライダーなら山崎の相棒に ピッタリだ!!っと思い、出場を決めました。

斉木は600ccに乗るのは初めてでした。
しかし、見る見る内にタイムを上げて予選の時にはトップタイムを出して帰ってきましたから驚き!!
みんな一輝さま!!状態でした・・・。
何故なら嘗ての全赤3のライダーの誰よりも トップタイムだってのです。

そんな中、誰が一番プレッシャーだったか分かりますよね・・・。
その日… 善央ちゃんは一人、ハイエースホテルで瞑想していたのでしょう・・・。

本戦当日、彼(山崎)は何かフッ切れたかのように「やるしかない!」と一言・・・。

スタートは去年と同じ5番目から表彰台に向けて走りました・・・。
昨年相棒だった越澤も今年はモリワキチームです。
でもやっぱり仲間です。静かに山崎の走りを見守ってくれていました。

結果は惜しくも2位でした。
初優勝した昨年ほど騒がれる事も無く、静かでした。
でも日本で2位だったんです!
4年連続表彰台に上がれたチームはあったでしょうか?
私はこのチームを、そして現在までの全赤3ライダー達を誇りに思います。
 
2005年の赤34耐参戦メンバーです!
ライダーは山崎(右)と斉木(左)です。
 
 
ちょっとスッキリした顔の山崎君です。
 
 
スタート!
 
 
緊張感の走る瞬間です。